先発医薬品とジェネリックの違い

医薬品は、どのよう化学式をもった物質が病気に効くのかという、有効成分の特定にはじまり、その成分を効果的に体内に吸収させるための製造方法の工夫などが合わさって、はじめて製品として完全なものとなります。
こうした発明の過程では、特許とよばれる権利が発生するため、基本的にはその医薬品を開発した製薬会社が、一定の期間、特許権にもとづいて独占的に製造・販売を行います。これが先発医薬品の正体です。
しかし、特許権は永久に認められているというのではなく、有効期間が決まっているため、その期間を過ぎた場合には、他の製薬会社でも、先発医薬品と同じ有効成分を、権利を侵害することなく使うことができるようになります。こうして先発医薬品をまねて後発で製造・販売がなされるのがジェネリック医薬品です。
有効成分が同じであるということは、錠剤などに成形する際の添加物などの違いがあったにしても、効果・効能としてはほぼ同じであり、しかも研究開発の費用がかからなかった分だけ、薬価は割安となります。
例えば、ヘルペスの治療薬であるバルトレックスは、有名どころではインド製のジェネリック医薬品などもすでに登場していますが、先発医薬品の価格の実に3割程度の値段で購入できてしまいます。
ただし、バルトレックスは処方箋医薬品であり、日本国内では医師の処方がなければ購入不可であり、薬局による通販の取扱いもありません。これはジェネリック医薬品についても同様です。
このため、国内からであれば、海外のバルトレックスの正規品、またはジェネリック医薬品を、個人輸入として通販で取り寄せるという方法に注目が集まっています。海外との取引と聞くと難しそうですが、現在ではネット上に専用の通販サイトなどもあり、比較的簡単になっています。